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「水道管を全て引き替えるしかない」――そう言われても諦めなかったマンション管理会社様からのご依頼です。図面なし・埋設距離40M超えという難条件でも、トレーサーガス式なら正確に漏水箇所を特定できます。
依頼の経緯――「全引替え提案」に納得できず弊社へ
マンションの管理会社様からのご相談で、水道メーター(親メーター)が常時回っており水道料金もだんだん増えてきているとの事でした。
詳しく状態をお伺いすると、いつも利用している水道業者さんに相談されたのですが、漏水箇所は解らないので埋設されている水道管を全て引き替える提案をされたとのことでした。
ですが、全て引き替えるにはかなりの費用が掛かるため、なんとか漏水箇所の特定を行い、修繕にて費用を抑えたいとのことで弊社にご依頼頂きました。
図面なし現場での事前調査(デジタル音調で配管ルートを把握)
まずは事前調査の為、配管設備図等の図面を確認するのですが・・・
今回は図面等が確認出来なかったので、デジタル音調式漏水探索機を使用して
地面に埋まっている水道管の管路を調べておよその調査範囲を絞り込んでいきます。
管路調査

充填から特定まで――40M超えの埋設管を探索した流れ
調査範囲の絞り込みが出来たので、配管内にトレーサーガスを充填する為、探索機器をセットしてトレーサーガスを送り込みます。
充満させたトレーサーガスを漏水探索機にて絞り込みを行いますが、広範囲でかつ各地面の仕上材が異なるので慎重に調査範囲内を探索して漏水箇所を探索して行きます。
トレーサーガス漏水調査


漏水箇所を特定する為、探索機で反応エリアを細かく探索して行くと、排水管の付近にて最も強く反応があり漏水箇所が判明しました。
漏水箇所特定【赤破線内箇所】

漏水箇所の特定と調査結果のご報告
漏水箇所の説明と漏水調査報告書をお渡しして調査完了です。
高難度の調査でしたが、漏水箇所が無事に判明して
お施主様も管理会社様も喜んで頂けました。
漏水調査にて特定した場所を掘削
漏水箇所特定により、早速、工事業者様に結果を伝えられ調査結果エリアの漏水修理を行う為、地面の掘削が行われました。
漏水箇所掘削

やはり排水管の横で漏水箇所を目視で確認できました。
なぜトレーサーガス式を選んだのか
トレーサーガス式では周囲の音などに影響されず、
微量の漏水でも探索できる為、
音調のみでは対応出来ない漏水でも発見が可能です。
弊社が採用しているトレーサーガスはヘリウムガス【希少天然資源】では無く、水素と窒素【不燃性】のトレーサーガスを採用しています。
ヘリウムガスは希少天然資源で100パーセント輸入の為、入手困難になったり価格の変動がありますが、水素と窒素のトレーサーガスは国内にて供給されており入手が容易で価格も安定している為、水素と窒素の混合トレーサーガスを使用しております。
また弊社では現地にてトレーサーガスを造成することも出来る為、調査中のガス切れや大量のボンベを運搬する事がなく安定で安全な調査が可能です。
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漏水箇所

鉛管の接合部より漏水が発生しており、
鉛管部分を全て除去してHIVPにて配管替えが行われました。
漏水修繕工事を行います
撤去した鉛管を確認すると・・・
撤去配管

鉛管自体の重さで漏水箇所から継ぎ折れして
接合部が抜けてしまうほどかなり状態が悪かったです。
そのまま使用続けて外圧や水圧に負けて接合部が抜けなんて事になると。。。
想像するだけでゾッとします。
HIVP配管替え

漏水箇所は一部分ですが、配管材料に現在は使用出来ない鉛管を使用していた為、
鉛管部分を撤去することになりました。
鉛管を使用されていた箇所をHIVPなどを使用して修繕され通水確認後に
掘削箇所の復旧も行われました。
埋戻し、モルタル復旧

従来の状態に復旧する為、仮枠を組んで復旧が行われ全作業が終了しました。
後日「当初の提案されていた引換え費用より、大幅に削減できて漏水調査をして本当に良かった」と言って頂けて良かったです。
この度は、ご依頼頂きありがとうございました。
まとめ――「全引替え」の前にまず漏水調査を
今回は「全て引き替えるしかない」と言われた現場で、実際には一か所の修繕で解決できる漏水を特定できました。高額工事を提案された場合でも、まず漏水箇所を特定することで不要な費用を防げる可能性があります。
漏水場所が特定できない・高額工事を提案されてお困りの方は、ぜひ一度ご相談ください。
