目次
この度、【店舗ビルでの水道管漏水調査】のご依頼を頂きました。
依頼内容
クライアント様から現地で詳しくお話を伺うと、
他社さんで一度ご相談され現場を見て頂いたとのことでしたが
提案頂いた内容は屋外の埋設水道管を掘って、
漏水箇所が確認できるまで繰り返し行うとの内容であり
不確定要素が多い為、弊社へご相談頂きました。
事前調査
現場にて各水栓やメーターの状態を確認させて頂くと、
他社さんは屋外の埋設水道管を想定されていましたが・・・
他社の水道屋さんとの漏水調査方法の違い
弊社では、屋内でも漏水が起きている可能性が高い判断となり、見解が別れてしまいました。
親メーターの止水栓は劣化が激しく固着しており効きません。
1階、2階、3階の子メーターやバルブなどは効いていました。
親メーターの止水栓が使えず親メーターから各子メーターまでの
屋外の調査は出来ないので
まずはコストの高い屋外では無く、
屋内の漏水調査を実施するご提案させて頂きました。
【他社さんの屋外調査費用の詳細は内緒ですがおよそ
1箇所あたり数十万円の見つかるまでの箇所数で約3箇所程とのことでした。。。】
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実際に漏水調査を行います
事前調査で想定した内容を元に
今回は屋内メインでの漏水調査を行います。
デジタル音調とトレーサーガスでの調査
屋内の漏水調査を行うのですが、建物が5階建ての店舗で、
1階・2階の各階の子メーターはあるのですが、
3階・4階・5階・屋上の子メーターが無い状態でした。
なのでまずは1階・2階の子メーターを確認しましたが
1階・2階の子メーターでは漏水が確認されませんでした。
なので3階・4階・5階・屋上での漏水を調査する為、
デジタル音調にて音調にて調査を行った後、トレーサーガス
【水素と窒素の不燃性混合ガス】を水道管に送り充填してきます。
トレーサーガスの充填が確認後、屋上から3階まで各フロアの探索を順に行います。
では順番に屋上より調査スタートです。
順番に調査を行います
屋上では漏水を?
確認できず。
はい!次!
5階でも漏水を?
確認できず。
はい!次!
4階でも漏水を?
確認できず。
はい!次!
3階でも漏水を?
確認出来ました!!
トレーサーガスの反応が確認できました
3階で反応を確認出来たので
3階にある各水栓周りを確認していきます。
手洗いやトイレやミニキッチンなどの水回りを調べると
2箇所で反応を確認しました。
トレーサーガスを検知
トイレとミニキッチンを詳しく調査
ミニキッチンとトイレで反応があり重点的に調査して行くと
トイレは内部部品とミニキッチンでは電気温水器の故障による漏水が発生していました。
漏水箇所特定
2箇所の漏水を確認
屋内で合計2箇所の漏水箇所が確認できたので
ご担当者様へ報告させて頂くと
見つかって良かったですが、
まさか室内で2箇所も漏水しているとは思いもよらず驚いておられました。
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他社さんの提案で屋外から掘削して調査していると
いくら掛かっていたことか解らないし、屋外なので最終的に見つからないことに
なっていたかもしれないので、弊社へ依頼して良かったとお褒めの言葉も頂けました!!
調査内容の報告と今後の対応方法をお話させて頂き調査完了です。
この度は、ご依頼頂き有難うございました。